
講師:大高 未貴 氏 ジャーナリスト
1969年生まれ。フェリス女学院大学卒業。
世界70ヶ国以上を放浪。
インドではダライラマ14世、カルマパ17世に、パレスチナガザ地区ではPLOの故アラファト議長にアフリカではノーベル平和賞受賞ノーマン・ボーロク博士にインタビューする。
また、アフガン問題では足り版全盛の98年にカブール単独潜入を行い、潜入ルポを発表。西側ジャーナリストとして最初にアフガンの矛盾と崩壊の予兆をレポートした。
現在はスカイパーフェクトTV Happy241「日本文化チャンネル桜」「報道ワイド日本・月曜日」でニュースキャスターも務めている。
紛争地帯を渡り歩いた氏が直接見聞きした日本のメディアが報道しない
国際情報をお話いただきました。
テロ支援国家指定解除北挑戦に対して、テロ支援国家指定解除を8/11にアメリカが行なうと言っています。
北朝鮮が核に関する書類を提出していないので今は見送りになっていますが、安心している場合ではありません。
これは日米同盟に対する大きな裏切りです。
そのアメリカの真意をメディアは報道していないため、北京五輪などの影に隠れてしまい、我々はピンと来ないのですがこれは大事な問題です。
テロ支援国家指定解除が行なわれると2つ大きなながれが起こります。
1つは日本の国益にかなわないことに1兆円のお金が北朝鮮に流れ込みます。
このお金で何がおきるかというと、金正日体制が強化されると共に核開発が進みます。
自分達が払ったお金が、自分達に向けられる核になるということをメディアは伝えていません。
もうひとつの流れとして
米中合意してこれから中国東北部ならびに北朝鮮を経済開発する。というものがあります。
これは、2003年に中国国務院から発表されている三十六号文献というものに事細かく記載されています。
アメリカと中国が中国東北部と北朝鮮を経済開発するにあたって一番必要なもの、それはお金です。レアメタルなどの地下資源や世界一人件費が安いなどの魅力はあるが、インフラを整えるには非常にお金かかり、両国とも北朝鮮にうかつに手を出すのは非常にリスクが高いと思っています。
そのお金をまた日本から出させようとしているのです。
1兆円というのは中国に表向き3兆円、裏のを含めて計6兆円を支援していることに比べると
人口当たり10倍の金額になります。今の北朝鮮のトップは「総書記」では無く「委員長」という肩書きになっています。委員長は軍部の最高位にいる将軍のことで、今は完全に軍事国家になっているのです。そこに1兆円ものお金を渡したところで、本当に飢えで苦しんでいる人たちにお金が届くはずがありません。
そんな状況で一番驚いたのが福田総理の対応です。
テロ支援国家指定解除の話が出たときに私は、すぐに総理がアメリカに飛んで、ブッシュ大統領に直談判をするぐらいの気概をもって、ワシントンに行っていると思ったんです。それが日本の首相であるべきじゃないですか。
「日米同盟はなんだ!これは重大な裏切り行為ではないか!何時までも日本を弱体化させ、歴史改ざんしてまで日本人の魂を卑屈にさせてキャッシュディスペンサーのように金を吸い出して、いい加減日本を馬鹿にするな!」
ぐらい言いに行ってるんじゃないかと動向を見守っていたのですが、ふたを開けてみると夏休みをとっていたんです。あきれる話です、まったく自分の国の国民に対して愛が無いと思いました。
専守防衛と国民の命 アメリカの国力が疲弊している状況で、中東が足を引っ張り、北京五輪と同時にユーラシア大陸の各地で反米行為が起きているのが現状です。
アメリカがこれだけの危機にあるにも関わらず、日米同盟の上に胡坐をかいて、憲法第6条を抱きしめて、アメリカが助けてくれると信じきっているのです。もっともっと国民が危機感を持たなければいけない状況になっています。
たとえば、今航空自衛隊のスクランブル発進が非常に増えています。
ロシアの戦闘機が領空侵犯を頻繁にしているからです。
もちろん専守防衛があるため攻撃されるまで何も出来ません。
それを知っているためにロシアのパイロットは、上空ではお尻を出そうとしたり、コーラを飲むか?というようなジェスチャーをしたりしてからかっているのです。
今まで国民がまったく目を向けず、国会議員ですら国防についてまったく知らない。その場しのぎで有事法案を成立させてその場しのぎをしてきた結果、危険にさらされているのは自衛隊の命です。
竹島問題や尖閣諸島の問題もあります。
中国の国土に関しての記述を見ると「わが国の国土は、国際社会で定められるものではなく、わが国の武力に比例して拡大も縮小もする」とあります。
今、中国は沖縄まで自国の領土だと主張し始めています。
日本が中国の悲願でもあったクラスター爆弾の破棄をおこなってしまったがために、今までよりも非常に危険な状態です。クラスター爆弾は、自国に上陸される前に侵略者を食い止めるために使われるもので、国の最終防衛策ともいえるものでしたが、これを破棄したことにより、水際での侵攻を止めることが出来ないのです。
専守防衛という言葉の本当の意味を理解していないと、とある人物が言います。
専守防衛とは自国を国民の血で染めるということです。
上陸されるまで反撃できないということです。女子供を危険にさらすということです。
今や日本は家に鍵もかけずに丸裸で寝てるようなものです。
隣人や家族、愛する人を危険にさらしてしまっているということに早く気がつく必要があります。
日本に生まれて幸せ暗い話が続きましたが、私は日本に生まれたことを大変幸せなことだとおもっています。
精神を磨くことが出来るのは日本が豊かな国だからこそです。
アフリカに取材に行ったとき、農村で農業に携わる女性に話を聞きました。
夢はなんですか?
しかしその女性は夢の言葉の意味さえ分からなかったのです。
日々生きることだけに必死で、考えたことも無かったのです。
しばらく待っていると、トタンの屋根の家で暮らしたいといいました。
トタン屋根の家といえば非常に治安の悪いスラムの事です。
しかしスラムの外の農村部の人間から見ればうらやましく見えるのでしょう。
そんな中で人のためにとか、倫理とか、精神を磨くなどと言うことはとても出来ません。
そういう意味で、非常に幸せなことだと思いました。
世界で一番歴史が古く、精神を磨くことの出来る日本をより良くしていくために、何が必要なのか?
よく考え、議論していく必要があると思います。
今回の内容は非常に危機感をあおられる内容でした。政府は頼りにならないのではないか?今にも隣人や家族が犠牲になるのではないか?
倫理を学ぶ者として何が出来るのか、今からでも遅くないと信じて考えていかなければならないと思いました。
渋谷区倫理法人会 喜田
関連サイト:
大高未貴の世界見聞録