経営者モーニングセミナー&イベントレポート


渋谷区倫理法人会が無料で行っている経営者モーニングセミナーおよび、イベントのレポートを掲載しています。
〜家族の病気はあなたへのメッセージ〜
講師 田原氏
講師:田原 裕子 氏 
(株)ベーシック代表取締役


経営戦略コンサルタントとして、
その功績は知る人ぞ知る企業家の田原氏ですが、
一方、家庭の母として、妻としての顔も持つ。
本日は、その母として、妻として血の滲むような努力の末、
乗り越えてきた体験をお話頂きました。

年子の娘さんを人並みに大学までにする為に
専業主婦から一年発起して今から10年程前に起業をされました。
お一人で始められた会社も、設立4年目には株式会社となり、
東京にもオフィスを出して、業界でも名を知られるように・・・
忙しさに拍車がかかり、一年のうち300日以上が出張。
それでも、増えていく収入は家計を裕福にしていき、
それだけ美味しいものを食べ、贅沢も出来る。
それが幸せなんだと思っていらしたようです。

仕事が順調になるほど、
ご家庭には大変なしわ寄せが起きていることも分からず、
「ママ お弁当作ってよ。冷凍食品は嫌だよ」
「ママ 授業参観があるんだけど・・・また欠席なの・・・・」
そんなお子さんの叫びを、「わがまま」と感じ、
お子さんの心を全く理解できなかったそうです。

最初に大きなひずみとなって起こった事件は
上の娘さんが中学3年生の時。
学校から倒れたとの連絡を受けたとき。
いじめが原因で心の病を患いそのまま入院。

氏いわく、
「私は本当にひどい母親でした。
娘がそんな状態にもかかわらず、入院すると聞いて、
面倒を見てくれる人がいる。と心のどこかでホッとしていた自分がいたんです。」

高校生になりご主人から教えてもらったギターをきっかけに、
病気は回復の兆しを見せて音楽の道を目指すまでに。
しかし、治ったと思いかけた病気は、
音楽業界特有の厳しさと競争の激しさに、再発。
しかも、もっとひどい形での再発だった。

骨と皮だけになって、ボロボロになって
帰って来た、か細く、激しく泣く我が子を胸に抱いたとき、
「この子を助けられるのは私しかいない」と腹をくくったそうです。

そこからは、倫理の教えそのもの。
「子は親の鏡」
「病気は生活の赤信号」
「運命は自ら招き、境遇は自ら作る」

まずは、娘さんの病気と向き合い受け入れる。
病気の本当の根っことなる部分を「分かろうとする」。
そして何よりも自分自身と向き合う。
自分が源となって、人に愛情を与える。

言葉にするのは簡単ですが、
一つ一つの困難を、それこそ血の滲むような思いで、
一つ一つ乗り越えていかれました。

相手を受け入れる。
自らが源となって行動を起こす。
人は鏡。
そして、全てに感謝。

実際に実践して変化したのは、
娘さんとの関係だけでなかったという。
仲が悪かった夫婦関係が改善に
ご両親との関係も改善に
そして、離職率が高かった会社で、社員の退職が激減されたそうです。



本日の講話は、筆者にとっても同じ女性として
大変考えさせられるものがありました。
働く女性達にとっては、
仕事と家庭の両立は永遠の課題。
会社で忙しく働くウーマンも
家庭に帰れば「母親」であり「妻」である。
そのバランスのとり方を教えて頂いたような気がします。

渋谷区倫理法人会 幹事 天池知子
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