
講師:山本 和彦 氏
倫理研究所副参事
「芋洗い道場」という言葉は
丸山敏雄先生がおっしゃったお言葉だそうである。
「大勢の人が集まってお互いに切磋琢磨する、
己を変え、己の力を引き出していく姿がまるで芋洗いのようだ。」
とおっしゃったのが始まりであった。
大きなタライに芋を沢山いれて、芋同士がお互いにゴシゴシ擦っている内に、
汚い汚れが落ち綺麗な肌が出てくる様子と
倫理の勉強の場を重ね合わせた丸山先生らしい、ユニークな表現だ。
山本氏と倫理の出会いは、25年前。氏が50歳の時だった。
当時、氏は極度のノイローゼに悩まされていた。
子供の問題がきっかけで夫婦喧嘩を良くしていたこの頃、
物事がうまくいかないのは全て周りのせいだと思っていたと言う。
そして氏ご自身のもともとの「心配性」という性格も重なり、
状況はますますひどくなる一方。
そのうちに仕事が手につかなくなり、ミスが多くなり、
そんな自分が許せない氏は、自分を責めて、
夜お酒に逃げるようになり、
朝起きられない。脱力感でいっぱい。
という負のスパイラルに陥っていた。
そんなある日、あるきっかけで参加した
「倫理の朝の集い」が氏の人生を大きく変えた。
この「倫理の朝の集い」で氏が感じたことは3つ
1.今までの人生は逃げてばかりのうわっ面ばかりの人生。
自分が納得できる生き方を何一つしていない。
2.これまでの人生を改めるには、並大抵の努力では立ち直れないだろう。
3.逃げたばかりいた人生、今が最後の土俵際に来ている。
このチャンスを逃したら終わりだ。やるなら、今だ!
そして氏は、
「よし、この朝の集いに100日間参加する」と決意した。
人間一生に1回ぐらいは、死んだつもりになって、
何かに取り組むことがあってもいいなと思ったそうである。
人生の土俵際のギリギリで決心した実践は、
腹を据え、覚悟が決まっているので、何も迷うことがない。
たとえ体調が悪くても、たとえ前日仕事で午前様でも
「やるときめたからやる。」
当たり前のように、朝起きを実践する。
自分が自分とした約束なので言い訳が出来ない。
そして、とうとう実践し続け100日が過ぎたときに感じたのは、
所詮全ては小さなこと。
自分が気にしていた全てがどうでもよいことに思えた。
完全に肩の力が抜けて、
生きることが楽しくなった。
自分の姿が良く見えるようになった。という事である。
そして氏は力強くいう。
朝の威力は下記2つ。
1 健康になる
2 直感力が研ぎ澄まされる
プラスこそあれ、マイナスになることは一つもない。
あとは、自分の意思の力次第。
やるかやらないかは自分次第。
「勝手になさい」と。
週に1回のモーニングセミナーも必死という、
朝の苦手な筆者であるが、これからは毎日同じ時間に
起きようかな・・と思いました。
渋谷区倫理法人会 幹事 天池知子