
講師:伊藤 毅志 氏
今回は渋谷区顧問でもある渋谷区議会議員の伊藤たけし様をお迎えし、岡本太郎さんの巨大壁画「明日への神話」を渋谷へ招致するにいたる経緯をご講話頂きました。
以下、講演内容です。
まず、大壁画「明日への神話」が作られた経緯ですが、メキシコの実業家が新しいホテルに飾る為に巨大壁画の製作を依頼しました。製作時期は、「太陽の塔」と同じ1968年頃で、1年間かけて完成しました。しかし、依頼主の経営状況が悪化しホテルは未完成のままとなってしまいました。そして、「明日の神話」も行方不明になってしまったのです。
30年間という永い間、行方が分からなくなっていましたが、2003年9月、奥様の岡本敏子さんが執念で発見しました。発見した場所はなんとメキシコの資材置き場でした。作品はかなり痛んでいましたが岡本太郎記念現代芸術振興財団が再生プロジェクトを発足し、日本に持ち帰り、復元しました。そして、永久設置場所を探していました。
財団が出した条件は下記の3つでした。
1招致は自治体であること。
2設置場所は雨にあたらないこと。
3誰でも無料で見られること。
そこで、名乗りを上げた自治体は5つありました。
1壁画に描かれている第五福竜丸の港がある静岡県焼津市
2被爆地である長崎市
3同じく被爆地である広島市
4「太陽の塔」が設置されている吹田市
5そして渋谷区
結果、渋谷区が選ばれましたが、招致にはたくさんの障害がありました。しかし、公開された瞬間、その全てがなくなりました。
私が、初めて「明日への神話」に出会ったとき都議会に落選し、気持ちも落ち込んでいる時でした。圧倒的な迫力のある「明日への神話」を見て巨大なエネルギーをもらいました。多くの人に自分が感じたエネルギーを感じて欲しい。この巨大壁画を浴びて欲しい。この一念で頑張りました。
この壁画は必ず保存継承していきます。政治家として最大限最大燃焼してまいります。
本日はありがとうございました。