経営者モーニングセミナー&イベントレポート


渋谷区倫理法人会が無料で行っている経営者モーニングセミナーおよび、イベントのレポートを掲載しています。
敗者復活の社会“人道施行”
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講師 八木 宏之 氏 

株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長

4月15日のモーニングセミナーの講師は事業再生コンサルティングで
ご活躍されている、ベストセラー『借りたカネは返すな』の著者 八木 宏之氏です。

経営とは何でしょう。社長、人を雇うから? 一人でも経営者です。
経営とはリーダーのこと。経世在民という言葉があります。
移りゆく世の中は民の中にある。移りゆく世の中に経営がある。
自分の心の中に経営がある。自分自身が経営者です。
経営には終わりがない。
これでいいというものがない、答えがない。
その中に身を投じている。
学校ではたくさんのことを知るが、知っても知っても
そうじゃないということがわかる。
わからないということがわかる、それでいいんだということに帰結する。
あるノーベル賞を受賞した物理学者が「物理は知れば知るほど
わからないことがわかる」と言っていました。
「私は知らない、わからない」と言えるのは本物の学者であるからと感じました。

『借りたカネは返すな』を書いたのはお金に負けるなというメッセージです。

執筆した当時は「まずい世の中になっていないか、何でそうなるのか」と
疑問に感じることがたくさんありました。
日本は民主国家、自由主義国家なのに金融奴隷制度の実態がありました。
たとえば連帯保証人の制度ですが、無限責任(金額に上限が無い)、自動継承(親から子へ)、時効が無いなどです。
連帯保証制度見直し協議会の発起人となり、この制度の見直しの活動をおこなっています。
その後20団体ほどが発足し、連帯保証制度を見直す機運が高まっています。
その後、無限責任は限定的に、相続放棄は承諾事項、時効は検討するまでになりました。

銀行などへの返済が出来ないからといって高金利の貸金業者から借りるのは
よい選択なのでしょうか。
当たり前と思っていることが本当に当たり前なのか。借金を借金で返すのはやめる。
借りた人は奴隷、貸した人は王様という金融奴隷はやめましょう。
返せなくなった人の救済措置として今では当たり前になりましたが、
リスケジュール(返済条件変更)があります。
銀行も利益の追求をしています。
リスクを背負った商売人として、返済という約束を違えそうになったときは
今の自分の状況をつまびらかにディスクローズしてどう銀行から協力を得るかが大切です。表面的な約束ではなく本来の約束を守るのです。
銀行とつまびらかにできる関係を保つように努力するのです。
借金は事業活動で返す。
今はトヨタ、日立が赤字、GDPは15%ダウンという時代です。
経営体質を強化し、返済条件の変更を依頼するのは何ら恥ずかしいことではありません。
堂々と返済条件変更について銀行と交渉してください。

ある会社で手を尽くしたが手形の不渡り日を迎えました。
しかし、銀行からは何も言ってきません。
おかしいと思って記帳をしたら、不渡り手形を出したと思った日に
振込人に心当たりのないお金が振り込まれていたのです。通帳を見て震えたそうです。
調べてみると、この会社の先代の社長から10年前に借りていたお金を返してきたのです。
振り込んできた会社の数年前に亡くなった先代から必ず返済するように言われていたそうです。振り込まれた金額は金利も計算してきたもので、その結果、当座預金の残高は1,200円でした。
そのとき何かが大きく動いたと思います。陰徳の向こう側に奇跡は起こります。

「山川草木一切諸仏」という言葉があります。全てのものに魂がある、心がある。
「ありがとうございます」と手を合わせながらお客様に接していますか。
お客様に、品物に、お店に、従業員に、目の前を通る人に本当の意味で、
「ありがとうございます」と手を合わせてみてください。
「ありがとうございます」と常に感謝の気持ちを持ち合わせることが大切です。
正道の経営です。ありがとうには終わりがないのです。
経済活動にも奇跡があります。信じられないことが起きます。
人間の精神力、信念の魔力を感じます。
苦しいときにこそありがとうと言えることが大切です。


渋谷区倫理法人会 会員 藤 英明
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