
本日は倫理歴23年、現在は社団法人倫理研究所参事でいらっしゃいます岩永研一先生にご講和いただきました。
「出来ると知っているは違う」皆様も新入社員の時、一度は上司や先輩から言われた言葉ではないでしょうか?岩永先生も「倫理は実践により完成する」と仰います。お言葉通り、本日のセミナーでは、先生ご自身が、倫理を実践することで得てきた素晴らしい体験をお聞かせ頂くことができました。
中でも、私が一番印象に残ったのが、先生が建築会社の社長として創立40周年を迎えられた時のお話です。会社で40周年を祝うパーティーを予定していたところ、岩永先生は、急遽それをキャンセルされたのです。そして、代りに、先生はお世話になったお客様や業者様を、オリジナルのお酒片手に、1年かけて、一件一件お礼廻りをしました。
コストや手間を考えると、祝賀パーティーを開催する方が、簡単であることは間違いありません。皆、何かをきっかけに、周囲に感謝を伝えることが、大切であることは、頭の中では分かっています。しかし、先生のように実際に、コストや手間を目の前にした時に、信念を持って倫理的判断が出来るかが、重要なのだと思います。
結果的に、先生が社長を務められていた建築会社は、その時期に、かつてない素晴らしい業績を残されたそうです。
いつか私の先輩がヨーロッパサッカーを見ている時に、こんなことを仰いました。
「練習じゃ、どの選手もこのくらいのプレイは出来る。でも、スタープレイヤーは実際に試合においても、これが出来る。」
これは私に、知っていることと、出来ることが全く別次元のものであることを印象付ける言葉でした。
倫理も同様。目の前にチャンスや問題が現れた時、倫理が実践できるか否かで、その人の人生の質は全く異なったものになります。本日、岩永先生より頂戴した「倫理は実践により完成する」という言葉。知っていながらも、動けないことの多い私にとって、心刺さる言葉でした。経営者として気を引き締めながら、職場へと足を運ぶ朝になりました。
幹事 石川明彦